あらゆる情報“いかに整理して効果的に処理できるか”は、雑誌編集において最重視すべきことであるといえるでしょう。たったひとかけらの情報であっても、膨大な情報だろうとも、我々がやることは変わりません。情報の価値を見定め、精査し、ときに膨らませて、雑誌というエンターテイメントを通じて人に伝えていくことが、編集者たる醍醐味なのです｡

情報処理能力こそ雑誌編集者のすべて

ここでいう情報処理能力とは、情報を右から左へと流すという意味ではありません。確かにそれも含まれますが、雑誌編集においては得た情報をおもしろく、有益かつ深刻に、読者に訴求するために処理する能力が問われます。我々は、そのためにどうするのがベストであるか考えることを常としています。もちろん、クライアントの意向を汲み取ることも忘れません。読者、クライアント、誌面に投影する自らの想い。そのすべてを融合させるべく情報を集めて処理し、編むことができる。我々はそれを高い次元でできると自負しています｡